PK10计划人工计划

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VOICESfrom SEIKA

  • 教員

    人文学部

    人文学科文学専攻

    佐々木 中

    私の知人にある大学の経済学部を優秀な成績で卒業した人がいます。誰もが羨む日本でもトップクラスの証券会社に就職しました。かれは心優しい音楽好きの男性でしたが、それゆえにストレスに耐えきれず、うつになり、その会社を辞めてしまいました。いまは親族の持っていたアパートの管理人をしながら、音楽ライターをしています。楽しそうです。

    私の知人に私と同じ大学の医学部を優秀な成績で卒業した人がいます。明るい人です。順風満帆な人生かと思われましたが、とつぜん精神的な理由で「患者の体にさわれなく」なってしまいました。いまは田舎に帰って家業の豆菓子製造業を手伝っています。三男坊がとつぜん帰ってきたわけで、はじめは肩身が狭い思いをしたそうですが、持ち前の人当たりの良さで売り上げを伸ばしているようです。

    そんなものです。将来のことはわかりません。いつ何が起こるかわかりません。しかし、まさに「何かが起こっていままで勉強したことが生かせなくなった」ときに、人文学科で学んだことは役に立ってくるのです。大学は普通に暮らしていては想像ができないほどいろんな人がいて、いろんな生き方をしている人々の集まりです。そこにいてきちんと勉強していると自然に視野は広がります。挫折を余儀なくされたときに、狭い視野しか持っていないと、完全に行き詰まるしかありません。しかし、視野を広くし、人生は多様であってよいということを学んでいれば、なかなか「折れない」で生きていられるのではないでしょうか。
     
  • 教員

    人文学部

    人文学科社会専攻