堀井 佳代子 HORII Kayoko
- 専門分野
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対外関係史
- 所属
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- 国際文化学部 人文学科 PK10计划人工计划
- 大学院 人文学研究科
経歴?業績
1981年、京都府生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(同志社大学?文化史学)。著書に『平安宮廷の日記の利用法』(臨川書店、2017)、『平安前期対外姿勢の研究』(臨川書店、2019)、主要論文に「儀式から見た時平と忠平」(『文化史学』72、2016)、「文書からみた一〇世紀外交姿勢の位置」(『日本史研究』690、2020)など。
メッセージ
奈良時代や平安時代の人々は、何に喜んで、何に悲しんで生きていたのか。過去の日記や記録などの史料を一生懸命読んでいくことで、当時の人々の思いに直接に触れることができる瞬間があります。それが歴史の面白さだと思います。朝廷が出した外交文書からは、日本が他国への対応に苦心していた様子が読み取れます。天皇や貴族の日記からは、政務に忙殺されている当時の支配層の苦労する姿が見えてきます。漠然としたイメージや作り話ではない、かつて確かにそこにあった過去を、史料を通して直接に知ることができるのです。
今の私たちと同じように、古代の人々も日々を精一杯生きていました。そして私たちと同じように、したたかで、ずるくて、たくましいです。そのために史料の読み方も注意が必要です。褒めているようで褒めてない、言っていることとやっていることが違う、自分の都合のいいように嘘をつく。人間が書くものだから、そんなことがたくさんあります。一筋縄ではいかないリアルな歴史をあなた自身の手で、あなたの視点で掘り起こして下さい。