洋画コース卒業生の赤坂侑花さんによる個展「はなしたいこと」が開催

赤坂さんは、子ども時代の楽しい記憶や穏やかな日常の風景を切り取り、油彩で点描のようなタッチを用いてキャンバスに描き出しています。また、絵画作品に登場する「住人」を立体化し、独自のインスタレーション作品として空間に展開しています。また、2024年12月に開催された新進の若手作家を紹介する展覧会「Kyoto Art for Tomorrow 2025 ー京都府新鋭選抜展ー」では、京都新聞賞を受賞するなど、注目を集めている作家です。

数年前から日記をつけ始めました。

家族の写真、旅先でもらったパンフレット、頂いたお菓子のパッケージなどなんでも貼り付けたり、食事や体調の記録、時事ニュース、その日見た夢、心に残った格言など好きなように書いています。

だんだんと膨れていく日記帳が面白く、「明日は何が書けるかな？」と日々ネタを探すようになりました。

やぶれた靴下も、窓に張り付いた蛙のミイラも、見逃していた感情も、忘れていく変な夢も全部等しく大切な毎日だと気づきました。

赤坂侑花