日本画専門分野卒業生 船井美佐さんによる個展「タキビ派50」が、群馬県高崎市のVIENTO ARTS GALLERYで開催されます。
船井さんは、現代美術作家としてイメージと平面の「境界」をテーマに絵画表現を探求しています。想像上の動植物や楽園風景を描いた平面作品や、鏡を用いて地と図、虚と実が反転するような独創的な作品など、新たな絵画表現の可能性を模索し続けています。
また、2025年にオープンしたホテル「Monday七条プレミアム」の客室や「Monday五条」のエントランスロビーに作品が設置されるなど、多方面で活躍の場を広げています。
ぜひこの機会に、船井美佐さんの世界観を体感してください。
展覧会ステートメント
これまで私は、絵画の2次元性と3次元空間との交差や、人のイマジネーションとそれらのあいだを行き来することをテーマとし、陰影や物質性などを極限まで削ぎ落とした絵画を制作してきました。
それは絵画とは何かという考察であり、現代絵画の可能性についての探求でした。近代の日本絵画の画材や表現のありかたに対する疑問を出発点としたその考察は、つきつめるうちにこの20年で鏡のインスタレーションやこどもを内包する滑り台型の作品にまで発展しました。
今回は、そこから再び絵画の原初に立ち返りたいと思います。コロナ禍のころから群馬県嬬恋村のアトリエでたき火をして、そこで残った炭をひろってドローイングを始めました。
森に落ちているもので絵が描けること。また絵を描いてみたいと思えました。そこで感じたことや表れたイメージをただ描くこと。原初の人間がしたように。50歳になりましたが、まだ絵画とは何か問う旅は続きます。
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日程
2025年7月5日(土)~8月4日(月)
※火曜?水曜?木曜?金曜日定休 -
時間
12:30~18:30(最終入場18:20まで)
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会場
〒370-0006 群馬県高崎市問屋町2丁目7 -
出演?出展者
船井美佐(美術学部日本画専門分野 卒業)
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予約
不要
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料金
無料
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