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芸術学部4年生9名による作品展「侵色:開始」を京都精華大学ギャラリーTerra-Sで開催。 洋画、陶芸、彫刻、染色、版画、映像など幅広い分野の作品を展開します。

本日4月20日より、京都精華大学では、芸術学部有志学生9名による作品展「侵色:開始」を、2022年2月に開設した「京都精華大学ギャラリーTerra-S」で開催します。
「京都精華大学ギャラリーTerra-S」は、京都精華大学が運営する大学ギャラリーです。企画展や、在学生や卒業生および教職員による申請展などを開催し、学内のみならず広く一般の方にも公開しています。
展覧会「侵色:開始」は、本学芸術学部の4年生による展覧会で、9名の作家を紹介する展覧会です。展覧会の企画やキュレーションは、同じく芸術学部4年生で、キュレーターを志す学生が担当。洋画、陶芸、彫刻、染色、版画、映像など、専門の異なる9名の作品を、その背景や作品同士の関係性を想起するように構成し、展示します。

申請展「侵色:開始」

期間:2023年4月20日 – 2023年4月28日 11:00-18:00
 
● 会場:京都精華大学ギャラリー Terra-S(〒600-8411 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館3階)
 
● 出展作家:
?山﨑 佑介(芸術学部洋画専攻)
?武田 虹羽(芸術学部立体造形専攻)
?森本 菜南(芸術学部陶芸専攻)
?ト シャノン カヤ(芸術学部テキスタイル専攻)
?笹崎 凜 (芸術学部版画専攻)
?大野 真奈(芸術学部映像専攻)
?完山 花  (芸術学部映像専攻)
?辻 大輝(芸術学部映像専攻)
?松本 玲果(芸術学部映像専攻)
?企画?キュレーション:磨田 花朗(芸術学部立体造形専攻)

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4月23日(日)ギャラリーツアー開催
出展作家それぞれの制作スタイルを3つのグループに分類し、各グループでギャラリーツアーを開催します。作品を前に、作家本人が作品のコンセプトや制作の背景などをお話します。
12:00-13:00「ディティールにこだわる」 参加作家: ト シャノン カヤ、磨田花朗、森本菜南、山﨑佑介
14:00-15:00「世界観にとりこむ」 参加作家: 完山花、笹崎凜、磨田花朗、松本玲果
16:00-17:00「空間をつくる」参加作家: 大野真奈、武田虹羽、辻大輝、磨田花朗

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主催:浸食

アーティストプロフィール

大野 真奈 |Mana Oono|映像専攻

大野 真奈《JAMSABLE》2021
滋賀県彦根市出身。
パペットなどを用いたコマ撮りアニメーションや、ドローイングアニメーションを主に制作している。構想から絵コンテ、ミニチュアセットの制作、編集など、一つの作品に対する様々な作業を一貫して一人で行う中、作品が鑑賞者に対してどのような印象を与えるかに着目し制作する。本展では、記憶や懐かしさ、曖昧さなどもコンセプトの日々作品制作と向き合う。

完山 花 |Hana Kanyama|映像専攻

完山 花《花グループ「エイリアンライターケースとエイリアンアナルお香立て」CM》2022
京都府向日市出身。
幼少期からインターネットに触れ、動画配信サイトを通じてMAD ムービーやテレビCM、またフラッシュゲームの視覚効果にインスピレーションを受ける。主にモーショングラフィックスを用いて、架空の商品を紹介するテレビショッピングや存在しないゲームのトレーラー映像を制作するが、本展では彼女が普段作る映像作品とは対照的なアプローチでインスタレーション作品を展開する。

笹崎 凜|Rin Sasazaki|版画専攻

笹崎 凜《無題》2023
奈良県生駒市生まれ。
銅版画やモノタイプ、写真、アニメーションや立体作品など多様なメディアを用いる。住む場所を転々としてきた彼女は、定住地がなく、制作においても一つの技法に留まらない。蛾が光に魅せられ飛んでいき、身を焼いてしまう姿に自身が抱えている不在感、眩しいものに惹かれる姿を重ねて作品を制作している。

武田 虹羽|Nijiha Takeda|立体造形専攻

武田 虹羽《waver》2023
京都府京都市出身。
主にガラス、アクリル絵具を扱い作品を制作している。アートセラピーに関心を抱く彼女は、人との精神的な繋がりを大切にしている。他者の煩いを繊細に感じとり、それを第三者の視点から作品に落とし込んでいくことで、感情や想いなどの目に見えないものを可視化し表現する。身を焼いてしまう姿に自身が抱えている不在感、眩しいものに惹かれる姿を重ねて作品を制作している。

辻 大輝|Tsuji Daiki|映像専攻

辻 大輝《marks》2022
滋賀県大津市出身。
作品の制作手段としてデジタル技術を利用しながらも、この世の不確実性や無常をモチーフに映像インスタレーション作品を制作する。本展では「我々は自らの身体を所有している」という意識への疑いに、自らの身体を使って向き合った。

ト シャノン カヤ|Shannon Kaya Do|テキスタイル専攻

ト シャノン カヤ《Home: One》2023
カリフォルニア州 ロサンゼルス出身。
韓国にルーツを持ちながらも、アメリカで生まれ育った彼女は、自身のルーツを土台として、地元サウスパサディナの人々との経験や思い出を作品に投影する。「無心で織っている間は嫌なことを忘れハッピーになれる」ことから、とにかく楽しむことをモットーにしている。多種多様な色やテクスチャーを持つ素材が織り成すイメージに惹かれ、織り?縫い?編みをメインに制作している。

松本 玲果|Reika Matsumoto|映像専攻

松本 玲果《ふあんとわたしと》2023
埼玉県和光市出身。
アナログとデジタルを融合した作画方法や、ストップモーション、ロトスコープなどの幅広い技法を用いてアニメーション作品を制作する。社会問題と、自身の体験や心情を結びつけ、人の身体的な動きを以って婉曲的に表現している。また、動物たちが私たち人間と親しみのある動作をしていることに癒しを感じ、動きの間に重きを置く
 

森本 菜南|Nana Morimoto|陶芸専攻

森本菜南《想像の創象》2023
大阪府富田林市出身。
「なに不自由なく一生を終える不自由」を主なテーマとし、飼育される動物たちをモチーフにしている。緊張感のない世界で私たち人間に背を向けている動物の姿に、どこか憎めない愛らしさを感じ、陶磁器を用いて作品を制作する。

山﨑 佑介|Yusuke Yamazaki|洋画専攻

山﨑 佑介《正義の味方#3》2022
大阪府枚方市出身。
警察や軍隊などの組織の制服を着用する人々が主なモチーフ。彼等は正義を司る存在だが、それと共に脅威も潜めている。故に信頼の対象にもなる一方、恐怖の対象にもなり得る。この観念からなる、人々の彼等に対する認識の食違いへの関心を基に、絵画?立体を中心とした作品を制作している。

磨田 花朗|Hanao Togita|立体造形専攻(本展企画者)

大阪府大阪市出身
面白そう、見てみたいのその先を生み出すキュレーターを目指して活動。そして自身を「一番キュレーションしたいアーティスト」として作品も制作している。3~4メートルの丸太や竹を吊り上げ、絵を描かせるなど、自然を人為的に操作して生み出す「B級自然ものまね」をシンプルかつダイナミックなモチーフで表現。アートの表現の面白さはどこにあるのかを日々探究しながら、キュレーター、アーティストとして活動を続けている。
 

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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