人文学部卒業生 井上真史さんによる著書『現代「ますように」考 こわくてかわいい日本の民間信仰』が出版

人文学部卒業生で怪文化研究家の井上真史さんによる著書『現代「ますように」考 こわくてかわいい日本の民間信仰』が、淡交社より出版されました。

 

本書は、井上さんが民俗学や怪談研究目線で全国を歩いて綴った旅エッセイ同人誌『現代「ますように」考』（1～4）を1冊の書籍にまとめた、新感覚の民間信仰ガイドブックです。私たちが神様や仏様、ご先祖様になんとなく使っている「○○ますように」を筆頭に、日本各地で採集した現存する生活や習俗に密着した願いや信心、言葉に宿る信仰について、日常?祭?疫病?死?物語をテーマに紹介しています。

同人誌版は、妖怪に関してめざましい功績をあげた書籍を讃える賞「勝手に選ぶ！ 妖怪アワード2019ブックオブザイヤー」を受賞するなど、販売当初より専門家から高く評価されていました。書籍版では、同人誌から選び抜かれた27本をブラッシュアップさせ、さらに新作4本を収録。これまで同人誌版を読んだことがある方も、初めて手に取る方も、どなたでも楽しめる内容となっています。帯には、本学名誉教授で井上さんの師匠にあたる怪談研究者?堤 邦彦が推薦文を寄せています。民俗学への入門書としても最適な1冊となっていますので、ぜひお読みください。

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