PK10计划人工计划

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持続可能な都市や社会環境、暮らしを創造する

人間環境デザイン専攻では、これからの人間の生きる環境のあり方を、世界中のあらゆる文化や社会から学びます。特徴的な授業は、キャンパスを飛び出して国内外の各地を訪問し、現場での対話から課題を発見?克服するためのアイデアを生み出していく「長期フィールドワーク」です。実践的な学びを通じて、人間や地域への深い理解、状況を分析できるデザイン的な思考、建築や都市計画の知識や技術を身につけます。これからの社会に求められる持続可能な建物やまちづくり、コミュニティのあり方、人びとの新しい暮らしを提案できる人を育てます。
 
取得できる学位
学士(芸術)

取得できる資格

二級建築士受験資格、木造建築士受験資格
 

学びのキーワード

建築、持続可能な社会、都市、社会、文化、課題発見、文化人類学、観光、語学(英語)、語学(英語以外外国語)、海外留学、多文化共生、異文化理解、民俗学、フィールドワーク

科目PICK UP

  • 製図模型演習

    建築設計の基礎である、用途、敷地、スケール、人間関係などの条件に合わせた空間を構想し、それを構築する力を身につける。

  • 建築環境デザイン

    建築?都市研究の土台となる、人文?歴史?社会?国際問題をはじめ、人間の多様な生き方について理解を深める。

4年間の学び

  1. 1年次

    FIRST

    設計、環境デザインの基礎知識と技術を学ぶ

    学科共通で、設計の基礎知識や技術を習得するとともに、人間が生きる場所や環境について考えます。近代以降の建築や建築家を知る講義や、建物の主要な構造を理解するための専門講義も充実。建築設計と環境デザインについて広く学び、自身の興味関心を発見していきます。

  2. 2年次

    SECOND

    ゼミ活動を開始し 実践的に理解を深める

    都市型農業、植林、庭づくりなど、様々な実習を通して、自然環境と人間の暮らしの関係性への理解を深めます。同時に3年次の長期フィールドワークの計画を作成します。
    授業例: 自然環境実習、現場学、住環境論 など

  3. 3年次

    THIRD

    国内外の現地に足を運び、テーマを追究する

    学年の前半は海外を含めたフィールドに足を運び、現地で研究します。キャンパスに戻ってからは、ゼミでの発表や教員からの指導を通して調査研究の検証を重ねていきます。
    授業例:長期フィールドワーク(半年間の海外研修)、社会課題解決のための建築設計 など

  4. 4年次

    FOURTH

    卒業研究に取り組み 新しい提案を行う

    調査研究で深めた現状への理解と、これまでの経験から得た知見をもとに、人々の暮らしやコミュニティのあり方、街づくりなどについて、卒業論文や卒業設計として提案を行います。

4年間で身につく能力

  • 文化や地域への理解をもとにした課題発見力
  • 柔軟な思考で企画を出せる提案力
  • 建築や都市を計画?建造できる専門的な力

学びのポイント

文化や地域や環境、そのあり方を学ぶ

これからの人間の生きる環境のあり方を、世界中のあらゆる文化を通して考えます。人間や地域について理解し、建築や都市計画の知識や技術を身につけ、持続可能な建築物やまちづくり、コミュニティを学びます。人びとの新しい暮らしを提案します。

現地での体験を通し実践的に学ぶ

国内や海外のあらゆるフィールドへ実際に足を運んで調査活動を行います。まちづくりに関する活動を行うNPO法人でプロジェクトに参加するなど、インターンシップ制度も充実。実際に体験して考えたことから、課題を発見し、分析と考察を繰り返します。

建築家でもある教員から学ぶ

多様なバックグラウンドを持ち、建築へのアプローチも異なる教員たちから学ぶことができます。社会?文化?歴史?環境と、都市や住まいの関係性を国際的?学際的に研究している教員らとともに、課題を発見し、新しいライフスタイルを提案していきます。

現地調査を重視した実践的な学び

人間環境デザイン専攻では、国内外のあらゆるフィールドへ実際に足を運んで調査活動するフィールドワークを重視しています。社会の課題を発見し、分析と考察を行い、新しい提案をするための必要不可欠なプロセスとして、実際に現地に赴き、現場の姿を自分自身で確かめます。
自分とは異なる価値観や考え方で暮らし、働いている人びとのコミュニティに飛び込み、調査を行うことで、あなた独自のアイデアを生み出してください。

テーマ?フィールド例

  • 環境保全?コミュニティ再生

    研究場所:国内外NPOや各種コミュニティ
    世界にはさまざまな規模と次元で多様な環境問題やコミュニティの課題が存在する。それぞれの課題に対応する方法論を身につけ、環境と暮らしのより良い関係を実践的に学ぶ。

  • 国際芸術祭と地域再生

    研究場所:瀬戸内国際芸術祭(多度津)?大地の芸術祭(新潟枯木又)
    アートの視点から、他分野と協働して地域のさまざまな空間の再生や活用を企画?実行する。地域の歴史を学び、暮らしと課題を把握し、人間と環境の新しい関係を提案する。

  • 建築設計

    国内外の建築設計事務所
    建築設計事務所で、実際のクライアントや建物の利用者、施工者と共に建築設計に取り組む。企画設計や打ち合わせをリアルに体験し、実務に関するスキルや経験を得る。

研究テーマ例

  • 山間地域の過疎化と地域再生の研究
  • 町家の再生とコミュニティの変容
  • 少子化と高齢化を意識したまちづくり
  • 世界文化遺産の修復?保存計画の理論と神話
  • ベトナムにおける都市の拡大と既存コミュニティの変容

教員

非常勤講師

  • アンドレア フロレス ウルシマ(研究者(都市地域論))
  • 成原 隆訓(地域計画 / 担当:建築基礎実習)

卒業後の進路

めざせる職業
建築士、公務員、地域コンサルタント、NPO?NGO 職員 など

主な就職先
まちづくり組織?機関、建築設計事務所、文化財関連機関、都市計画コンサルタント事務所、ソーシャルビジネス関連企業 など

取得できる資格

● 二級建築士
● 木造建築士
(いずれも受験資格)

VOICE

  • 橋本 葉水さん在学生

    建築を通じて さまざまな人の暮らしや生き方に触れたい。

    高校の先生から「こんな大学があるよ」と教えてもらって、京都精華大学のことを知りました。国際的な学びの環境で、人の暮らしや社会、文化を学べる人間環境デザイン専攻の学びは自分に合っていると思って受験しました。実は大学に入学してから初めて建築に興味を持ったのですが、いろんな条件を考えながら設計を進めていくのがとても楽しい。製図の授業でも自分の頑張りがそのまま評価に表れるので、どんどんやる気が湧いてきます。
    いま楽しみなのは、3年次の長期フィールドワークです。長期フィールドワークは国内外問わず、自分の興味関心に応じて研究場所を選べるので、クラスメイトのなかにはトルコに旅立つ人も。僕自身は日本国内をフィールドにする予定で、先生と個別に相談しながら研究計画を詰めているところです。全国を足で歩いて旅をしながら、各地の風土や文化を体感したい、そんな夢を描いています。
    人間環境デザイン専攻では、建築設計の技術はもちろんですが、そこに生きる人々を見つめることを大切にしています。他者への理解や想像力を身につけることは、きっとこれからの将来で生きてくる。これまでの2年間で、そう実感しています。
  • 河井 敏明教員

    環境マネジメントとしての建築設計

    建築家として日々建築設計に取り組んでいると、異なる立場の人の利害を調整する機会が日常的に数多くあります。あるとき、その調整そのものが環境問題を解決する作業だと気づき、「環境マネジメントとしての建築設計」に興味を持ちました。私のゼミで取り組むのは、世界中の都市で活用できる普遍的な建築設計や都市開発のモデル。京都と他の都市を比較しながら観察?分析を行い、身近な視点から、地球規模の大きなスケールで、自分のアイデアを形にしてほしいと思います。建築設計にはさまざまな制約や問題が発生しますが、それぞれの解決方法を各場面で粘り強く探っていると、全体を解決する答えがポンッと現れる瞬間があります。その瞬間こそが建築設計を行う醍醐味なんですよ。
  • ウスビ?サコ教員

    みずから課題を発見し、提案できる人になろう。

    人間環境デザイン専攻が重視しているのは、とにかく自分の視点で課題を発見すること。キャンパスに閉じこもっていては、「いま」起こっている問題を発見することはできません。国内外のまちを歩き、さまざまな地域の人々と話をしながら、現地をよく観察する経験を積んでほしいと考えています。
    よりよい提案を行うためには、たくさんの要素が必要になります。たとえば、多様な人びとから情報を得るためのコミュニケーション。それから、特定の地域の文化や社会の問題についての知識。さらに、より現実に即した解決策を生み出すことにつながる、人びとの生活をよく観察する力……。でも、こうした要素は、誰もがはじめから持っているわけではありません。授業の中で得た知識や、自分の足で各地をたずね、いろんな背景を持つ人びとと話をする経験を重ねることで、着実に身についていきます。いちばん重要なのは、積極的に行動できること。好奇心が旺盛で、身の回りで気になることがあったり、人と話すことが好きな人は特に歓迎します。興味がある人は、ぜひ恐れずに飛び込んできてください。