鉛筆と紙から、液晶ペンタブレットへ。アニメーションの制作工程の多くがデジタル化した今、アナログな手法を残してきた「作画」工程にもデジタル化の波が到来しつつあります。そこでアニメーション学科では、2017年度より日本のアニメーションデジタル作画のリーディングカンパニー「スタジオコロリド」をはじめとするアニメーション制作スタジオや、液晶タブレットのトップメーカー「ワコム」、マンガ?アニメーション用のソフトウェア開発会社「セルシス」の協力のもと、次代のアニメーション制作を担う人材を育てます。
アニメーションの未来をつくるデジタル作画
アニメーション学科では、産学連携プロジェクト(京都市、京都ユース協会、他)として、1?2年生の学生有志により、アマチュアダンス&ミュージックフェスティバル「LIVE KIDS 25周年」のオープニングを飾るアニメーション作品を制作。学科初のオールデジタル作画のアニメ制作に取り組みました。従来の手法では多大な作業時間を必要とした動きや質感の表現などを、デジタル作業の強みを活かし、スピードアップすることを目指しました。
デジタル作画は専門的な機材やソフトウェアを駆使しますが、あくまで道具であり、手で描く作画力やアニメーションの本質である「動き」を理解することが土台になります。そのため、アニメーション学科では、アナログな手法を通じて、基礎となる表現力や理論を習得できるカリキュラムを用意しています。