戦前の日本における「カフェー」の歴史を「ジャンル論」という観点と、主に京都という場を設定して考えていきます。カフェージャンルは1911年、東京銀座を場として立ち上がりました。その後多様な要素を取り入れて変容分化しますが、「女給」がやがて必須の条件となっていきます。第1回目では、カフェーの重要な構成要素となる「女給」のファッションを「エプロン」というキーワードから考えます。第2回目では京都を主なフィールドとして、人気を獲得したが消えていったいくつかのカフェーの歴史とその「夢」の痕跡を探してゆきます。
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日程
全2回/土曜日
第1回 6月19日「カフェー」女給のエプロン
第2回 7月3日近代の痕跡としての「カフェー」 -
時間
14:00~15:30
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予約
要
講師
斎藤 光(本学ポピュラーカルチャー学部教員)
京都大学理学部?北海道大学大学院?東京大学大学院卒。生物学史?性科学誌?近現代文化誌などを研究。著書に『幻想の性 衰弱する身体』、共編著書に『性的なことば』など。最近、「京都の/と尖端少女」というテーマでモダニズムを調査中。また、日本の「カフェー」ジャンルを研究中。さらに、日本の分子生物学の歴史や生命倫理もリサーチ中。2020年9月に新著『幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム』(淡交社)が出版された。
定員
20人程度
受講料
2,500円
受講形式
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お問い合わせ先 CONTACT
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