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公開講座

2022年度前期公開講座ガーデン
近代文化誌講座 「「カフェー」の事件史」

1911年に出現した日本のカフェーは、1920年代に入って大きく広がり、街の華やかな一面を形作るようになっていきました。ただ、そこではお酒が飲まれ、女給が給仕接客するということもあり、社会的に問題となる現象、つまり事件も多く起きました。比較的軽いものはほぼ毎日のようにあったのではないでしょうか。今回の講座では、そうした「事件」のなかでも、日本社会全体が注目したのではないかと考えられるものを取り上げてゆきます。大衆社会が成立し、今日の情報社会の原型が、新聞や雑誌などのジャーナリズムによってつくられていく中で、焦点があてられた、文壇ゴシップ的「小説『女給』事件」と、経済界をも巻き込んだ「大阪カフェー征伐事件」をそれぞれ扱います。ここから、カフェーや女給について、また、1920年代後半から30年代前半のジャーナリズムと大衆文化/大衆社会にふれてもらえればと考えています。
 

  • 日程

    第1回 6月24日(金)「女給」事件
    第2回 7月1日(金)カフェー征伐

  • 時間

    18:30~20:00

  • 予約

講師

斎藤 光(本学ポピュラーカルチャー学部教員)

京都大学理学部?北海道大学大学院?東京大学大学院卒。生物学史?性科学誌?近現代文化誌などを研究。著書に『幻想の性衰弱する身体』、共編著書に『性的なことば』など。最近、「京都の/と尖端少女」というテーマでモダニズムを調査中。また、日本の「カフェー」ジャンルを研究中。さらに、日本の分子生物学の歴史や生命倫理もリサーチ中。2020年9月に新著『幻の「カフェー」時代夜の京都のモダニズム』(淡交社)が出版された。

定員

20人程度
 

受講料

2,500円
 

受講形式

講義はオンライン会議システム「Zoom」を利用して行ないます。
開講までに以下のページを参考に、受信環境を準備してください。
 

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 公開講座事務局

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5263
Fax:075-722-5440
E-mail:garden@kyoto-seika.ac.jp
受付窓口:公開講座事務局(京都精華大学 本館2F 学長室グループ)

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